デコパージュ(追記あり)



先日、ペーパータオルをボンドで貼り付けるなんちゃってデコパージュで、ファイルの表紙を飾りました。

 

この時お母様方が興味を持たれたようなので、実は本当はこういうことが出来るのですよ、とご紹介しましたのがこれです。
洗濯も可能です(あまりごしごし洗うと剥がれますので、そんなに洗濯しないものが望ましいです)。

とくに上履きに貼るのも流行っているようですから、「上履き デコパージュ」で、ネット検索してみて下さい。すごく素敵な画像が見られますよ。

そしてこの私の使っている液は ヂャンテイさんで出しています「トランスファーコート(転写液)」
画像は35mlでたしか500円ぐらいだったような・・

 

薄いペーパータオルでなくとも、厚手の印刷物でもこのような転写シートを作れるので、好きなキャラクターのシールも作れてしまいます。

印刷物の表面にこのトランスファーコートを何層か塗り、完全に乾かしてから水にふやかし、裏の紙を剥がし、表面だけを剥離させます。

ただ、このヂャンテイさんの転写液は、地元の東急ハンズには残念ながらありませんでした。
ヂャンテイさんは浅草橋なので、そちらにいかれるときお買い求め頂くか、通販でしょうか・・・

でも、ハンズにはコレに変わってデコパッチというカテゴリがありました。
やることは同じようでしたので、それでも手間をかけずに同じことを楽しむことが出来ると思います。

 こちら7階のデコパッチ売り場です。

 

 

 

 

 

ところで、本日入手した情報によりますと、

布ものに使用するのであれば、Mod Podge( モッドポッジ)のファブリックタイプが洗濯をしても大丈夫みたいです。
このモッドポッジは他にもいろいろなタイプがあるようなので、極めるには深そうです。
2013.10.4追記




とんぼ玉



 

 

 

 

以前トンボ玉としてやはり携帯ストラップや飾り物をつくったことがありますが、今回その続きです。
少しだけ難しい技術を取り入れ、まだやた事のない子も楽しめるようにしました。
まずは粘土に色を練り込み、色別に1本づつにしたものを数色併せて、できたら金太郎飴のようにカットしていきます。
それを、前回作った玉に貼り付けていくというもの。

それぞれ、上手に自分なりの色作りを工夫するところからみんなの集中力にビックリです。
1本ずつ色別にのばすのもそれぞれ工夫して。
やっぱり全体的に絵より、このように手を動かすことの方が好きなんだって。 わたしもなの。
そんな話しをしながら楽しかったです。
玉だけではものたりず、以前作った薔薇の写真をみせてあげたら「あたし、それやる!」ってm0m0ちゃんは、バラを作りました。
今回 できたものを次回キレイに仕上げます。

予想以上に時間がかかってしまったけど、でもそれだけみんなが真剣に楽しんでくれているので私はとても嬉しいです。

次回をお楽しみに。


 

 

 

 

 




デコパージュによるファイルの表紙飾りと、トンボ玉芯と、乾燥箱・乾燥棚作りと・・そこはやはり自主性で。



今回は時間の調節ということで、まだ作品ファイルの表紙をやったことのない人はそちらを、もう済んでいる人はトンボ玉の下地になる玉をつくってみました。

写真はそのトンボ玉の芯。
トンボ玉を使って、チャン・ルウ風のブレスレットを作ろうと思ったのに、子供にはどうやら不評なようで・・(T-T)
普通にただの玉を作るとみないうものですから、綺麗な玉を作ることにしました。
せいぜい、携帯のストラップですって・・

うまくできたら格好いいと思うんだけどなぁ・・・ああいうデザインって子供に不人気なのか・・

 

ところが、ところで、一方。
作品を置いて帰る乾燥用の棚や箱を作るのを自発的に工夫して手伝ってくれたりして、凄く嬉しかったです。

トンボ玉のような小物を入れて乾燥させておく箱に小さな区切りがいるなぁと思ったら、折り紙で箱を作ってくれる子
ファイルの表紙のノリを乾かすための乾燥棚があれば、絵を描いておいて帰るときにも使えるから、いい棚を作らなきゃな・・と思ったら「先生、あたし作るよ!」とすすんで作り始めてくれる子

自主性も工夫する心ももってる子達に感心しました。時間がもっとあったら良かったといつも思ってしまいます。

さぁ。来週から全員で本格的にトンボ玉作り開始。




夏の思い出 完成



先週から続けて頑張ってきました「夏の思い出」

それぞれ、思い出を引き出して画面に構成し、絵の具により馴染む練習を2週にわたってしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

1年生から4年生までの作品なのですが、とくに1年生はまだ絵の具で絵を描いたことのない子も少なからずいます。絵の具をすでに習っている子でも、今までよりより高いレベルを目指して個別にアドバイスをしてみたわけですが、みんな個性豊かに思い思いの絵を仕上げました。

個人的には、私のクラスの子達はなんてレベルが高いのかと、大変自慢に思い写真を改めて見返しています。

 インドネシアで象にのるという貴重な体験をしたM0M0ちゃん。
沢山の絵の具を混ぜて、草と空を書き込み色を使い分けることに手応えを。
この感覚を次の作品にも繋げていけることでしょう。
「青に何を混ぜよう・・」
とくに空の色に拘ったので、綺麗な色が出ていますね。

いつも明るくて楽しいM0M0ちゃんがあらわれている絵ですね。

 

 

 

 

こちらTubちゃん。相変わらず色彩感覚が豊かで、アイディアも豊か。ディズニーランドに遊びに行ったときの様子を表すのに、どのシーンを切り取るか悩みました。考え抜いた末メリーゴーランドにしたのですが、これまた難しくて苦労していたのですが、あるときから急に筆が進み、絢爛豪華な様子を上手く表現してます。
写真では分かりづらいのですが、メーリーゴーランドの飾りに、以前作った消しゴム判子を使って工夫しています。

 

 

こちらはプールで夏を満喫中のND-kaちゃん。
バタ足でしぶきの上がる感じがいいですね。
ND-kaちゃんは筆運びもおおらかです。
やりたいことがちゃんと見えていて、全体を仕上げてゆく手際の良さが、上手く作品をまとめることに役立ちました。

 

 

 

陶芸教室で器を焼いたLeenaちゃん。
苦労していましたが、上手くまとまりましたね。
本人は意識してないと思うのですが、立体感をうまくとりいれた見る人に分かりやすい構図になりました。お友達との会話が聞こえてくるようですね。

Leenaちゃんは立体が得意なので、その空間認識力をうまく平面に活かしてせば、まだまだ絵画が上達していくことでしょう。楽しみですね。

 

 

 Meちゃんは学校のスケジュールの都合で、みんなの半分ぐらいしか時間がありませんでした。その上、面倒見がよくて、気が利くので、とっても忙しかったはずなのに、頑張って時間内に仕上げました。

沖縄の海で海底観察船から海中を除いているところです。
スピード感や魚たちの躍動感が出てますね。

 

 

 

本日から参加の7ちゃん

ウミガメの赤ちゃんが海に帰る感動シーンに遭遇したそうです。
「小さい、小さい」と、なにかと大きく書くように指示する私ですが、今回ばかりは「亀の赤ちゃんは小さいんだよ!」と言われ、さらに海や砂浜の広さも表現し、この構図となりました。

ウミガメはいつもどってくるのかなぁ・・

 

 

hinataくんはとっても素直で安定感があります。絵の具をたくさん混ぜて空や海の色をつくるんだよ、と言うと素直に色々試してくれます。

全体を大きく纏めるのがうまく、瞬間的な集中力が非常に高いので、今回の絵もとても早く進んでました。
ところがやはりよく見ると手の入っていないところがチラホラあるのに気がつき、一休みしてからまた、塗り残し部分に挑戦。
絵の具の色併せに工夫して、最後まで頑張りました。

 

さて。沢山人をかくと大変なんだよなぁ・・・と、大人の智恵(?)でハラハラしている私を横目に、大きな教室に沢山の人を書こうと、しっかりとしたビジョンが見えていた soraちゃん。
夏休みクッキング教室の一幕です。
とても楽しそうに、「ここはアレがあって、ここにはこんなものがあって、あ、椅子がひとつ足らない」・・・と、忠実に再現しようと奮闘。
その甲斐あって、出来上がったホットケーキをみんなで楽しく食べてる雰囲気が伝わってくる絵に仕上がりました。

 

大海原に背泳ぎをする少女。それはKazちゃん。
Kazちゃんは、今回の課題を本当に粘り強く仕上げました。
エスキースの段階から、構図を何度も見直し、海の色を忠実に表現するため何度も何種類も色を作りました。
途中で飽きてしまったり、嫌になってしまったりしても不思議ではないのに、今よりよりよくする為、そして、さっきより少しでも良くなったことを実感しながら、無心で絵を仕上げました。 完成後のkazちゃんの顔には、やりきった自信と充実感がみなぎっていました。

最後のこちらはhanaちゃん。
hanaちゃんもみんなの半分しか時間が無かったのに、少ない時間で迷い無く筆を進め、プールで楽しく遊んだ姿を描いてくれました。

彼女には、最初から備わっているセンスがあるようで、個性的な魅力があります。絵の具の使い方も上手ですので、今度はもっと時間をかけられたらまた違う面が引き出せるにちがいありません。これからが楽しみです。

 

 

 

さぁどうでしょう? どれも素晴らしい出来映えです。

これから、秋。芸術の秋に向けて、更なる制作意欲に燃えているみんなです。

「これ以上出来ないと」思っている子達に、”それ以上”をしつこく 言い続けることによって、やればここまで出来るということに是非気付いて欲しい。
それが少しずつ分かってくてくれたような気がします。




夏休みも終わり・・・夏の思い出!



 

夏の思いで・・想い出・・? 簡単に一言で言いますが、こんなに難しい課題はありません。
今回の”ねらい”はとても深いんです。
出来上がった絵を見て「これしかできなかった」あるいは「こんなにできた」
と、簡単に推し量ることができませんので、お家の方は大変注意していただきたいです。

それというのも、まず、写生と違い、記憶をたどって良い構図を作り出すのはとっても難しくて、
訓練のいることです。映画製作でも、それで映画の良し悪しが決まる重大なこと。
絵の80%はこの構図で決まってしまうといっても良いくらいです。
大人でも、想い出のシーンをどの構図で、どの視点で書いたら魅力的な絵になるか。
なかなか判断が難しいところです。
想い出を書くということは、その時の気持ちも相まって
紙の中にいったいどういう構図で収めればいいのでしょう。
まず子供なら紙の前で鉛筆をもって途方に暮れるはずです。
そこを今回あえて時間をかけて、じっくり鉛筆下書きで熟考しました。
そして、着色にすすんだとしてもまだまだ、難題は続きます。
絵の具の配合に注意です。
単色でなく、3つ以上の絵の具を混ぜて一つの色を作る。
そして、一つの面を一色で塗ってしまわない。
それによって、遠近差や質感の違いなどが表現できます。
さぁ、言葉で書くと簡単だけど、これが凄く難しくて・・
本当に本当に難しくて、「もうこれ以上はできない・・」っていってもまだまだ!
だからとても一時間じゃ終わらなくて、今週の課題は来週に持ち越し!
さぁ、まだ序の口の作品。苦労の一枚はどんな絵に仕上がるのでしょう。
とても楽しみですね。