8月の集中講座 絞り染めの手提げ 1日目<絞り>



ご報告遅くなりました。

本年の夏の集中講座は絞り染めとそれで作る手提げバッグです。

最近絞り染めの自由課題を店頭などでよく見かけますが、作った生地をさらに活用する試みです。

学年によってゴムで絞るか、針と糸で絞るかかえて挑戦です。

3日間の突貫講座。

最後はてんやわんやの大騒ぎでした。もうすこしユトリのあるほうがじっくりできたかもしれません。でも夏の間みんなの予定を合わせるのは大変だからしょうがないですね。

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まずは用意する物

生地(綿100%無地)、持ち手

染め粉(お湯を使わないで出来る、低温用の便利な染め粉)

染める用に塩、洗剤、ソフラン。ソフランは良い匂いにするためじゃなくて、染料が落ちないように定着させるために使います。

絞りようには、輪ゴム、糸、針、糸を外すようにリッパー。

 

 

さて、絞り染めとは。

まずはハートマークとか、変な模様とか、いろいろ参考写真をみんなでみました。

どんな模様にしようかな?

ラップでくるむとそこは色が付かないね。ギュッと絞った部分はうまくすると線が描けるけど、ぐるぐるぐるって紐で縛るとその部分も染まらないんだよね。
考え抜いてはみたものの、結局時間がないから、急いで絞り上げてー!

大きい子は針で縫う練習。意外にも縫い物に慣れてない子が多くいて、せっかくだから学校の授業でやる前に慣れちゃいなさい!!
私に急かされとにかくやってみる。上手く止めないとゆるゆるで全部染まっちゃうよ! この時点で既にパニック。

針は危ない小さい子には、輪ゴムでぎりぎりっと締めてもらいましょう。
ああ、それでもやはり輪ゴムを二重にする段階で手間取る子も。

よーし、こうなったら腰を落ち着けて輪ゴムかけをじっくりやってみよう。

最初に教えてあげたら、あとは私は手伝わずに自分で工夫しながらやってもらいます。すると子供は自分で工夫し始めるので感動しますよ。

絶対みんなそうなんです。諦めなければ、絶対に自分で工夫して乗り越えて、その先に達成感があるのです。

とくに指先の訓練に運針は抜群に良いですね。そうでなくとも輪ゴムだけでも上手くかけるのは本当に難しいのです。

まさかと思われるかも知れませんが、今回思い通りに糸や輪ゴムをちゃんと一人でかけられた人は一人もいません。それだけ、生活の中でも取り入れられる基本的な動作が実はうまくできないということが多くあります。

最近ワークショップなど盛んに行われています。
もし、おかあさんとこういう体験をする機会がありましたら、是非ともお母さんが手を出さずに、おこさんにやらせてあげてみてください。出来るとばっかり思っていたことが、実は全く出来なかったりします。

自分で考え自分で指をうごかす。子供の内はあっというまに出来るようになりますからね。

 

そう、とにかく夏期集中講座の一日目は、指先を自由に使うこと。
徹底的に頑張ってもらいました。

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