6月 26th, 2015
切り絵
長かった、自由課題(自由すぎる)が終わったので、そろそろ本気のアート実習。
ということで今回は鉛筆デッサンを考えていました。
1本の鉛筆でどこまで色の濃淡の差が作れるか、ちゃんと(?)勉強したかったのですが、「今日は鉛筆デッサンを・・」まで言ったところで、ぶーーーー!
「今日楽しみにしてきたのに! つまらない!!」そんなこと言われましても・・
しかたない、急遽切り絵。
一枚の紙を折って、一つのパターンをハサミでカットすると・・
折った紙を広げるとすごいパターンが広がります。
広げた瞬間、みんなわー、ってビックリ。
なので、本の中から好きな図柄を選んでそれぞれが画用紙貼り付け一枚の絵を作りましょう。
切り絵は、切る場所によって開いたらばらばらになってしまいます。
ここのところは頭を使ってやらないといけません。
ハサミの使い方も出来ているようで、実は低学年だとまだまだ細かいニュアンスができないことに気がついたりします。ハサミ使いは本当に脳への良い刺激なのです。
ちょっと遊んでいるようにみえますが、これは知育にとても有効な課題です。
「先生急な課題変更で忙しいから、ダレがどの図柄やるかはみんなで話し合って、それからまとめて報告してくれない?配布する図案を用意するから。」
もちろん、私が面倒臭くて言ってるのではなく、日常から協力してなにかを成す練習を、何気ない行動のなかからも積極的に利用します。私は誰よりも子供達個々の観察をしているつもりです。
かばい合って、協力し合って、時には喧嘩して、仲直りして・・最後にはかならずみんなこぼれそうな笑顔を見せてくれます。
そんなことを作業を通してできるのが、本来の美術や体育教育の良さです。
そういう本質の部分に多くの保護者や子供達に気がついて欲しくて、私はアートクラブを始めたのだなぁと、こういう時つくづく感じます。
さぁ。夏休みの課題は染め物からバッグ作りに決めました。
夏休みが楽しみです。
準備しなくちゃ!
そうそう、今年の朋有小学校で行われる区の成人教育講座にデコパージュが取り上げられます。私が担当 させていただく予定ですが、
ご興味のある方は区報に出るそうですのでご覧下さい。・・いつのかな?・・
話し合って希望を聞いて紙にまとめる。
低学年の子達にしては素晴らしい行動力ですね。
また、次回への持ち越しです。でも出来上がりが楽しみね。