絵画強化月間(静物) 4週目



絵画強化月間(静物)

 

1 まずは描いてみよう。  色をまぜてつくることを中心に 色の成り立ちを考えます。
2  触る   カットして色んな角度からみる  見えない部分について想像したり、その感触を表現する
3  立体感覚を意識する  粘土と絵 実際に立体を作ることで絵に立体感を自然と意識して描き混むことが出来る
4  構図の工夫 面白い構図を作って見よう  授業絵画でもコンクールでも構図はとくに重要な要素です。

 


さて、いよいよ四週目になりました、絵画強化月間。
今回は構図を工夫しようという課題。

 


ちょっと難しいかな?っと思っていたのですが、1年生が意外にもものすごくのびのびと描いてくれてこれにはとっても驚きました。

 

「まるでデザインみたい」って、観る人がみんな驚いています。

 

モチーフは先週使った小さいカボチャ。

 

これを粘土作ったものと二つ、その前にレンコンを作った子はレンコンも入れて・・

 

筆箱や鉛筆など、身近な物を併せて構成を考えました。

 

時間がなくてカボチャだけに挑戦した子もいますが、とても丁寧に書き込んでいますね。
とくに鉛筆デッサンをやりたがる子が多くてちょっとビックリです。
さぁ、お絵かきが苦痛だった子もいるようですが、来週はクリスマスカードの製作に取りかかりましょう。



絵画強化月間 3



さぁ、絵画強化月間三週目。
いつも楽しいのですけど、今週も嬉しいことが沢山ありましたね。

今回お休みの子がいて、それはもちろん残念で心配なことなのですが、同時に新しいメンバーがいて、
粘土の用意が足りなくなってしまった!
本当なら、お休みの子がたまたまいたからそれを回してあげて丁度よい、っとなるところでしょうが、
うちのクラブの子達はみんなで少しづつ出し合って1人分を捻出。
誰も嫌な顔はしないし、むしろ協力的に出し合って、そして集まった粘土をまえに「やったーー!イェーイ」と
みんなガッツポーズ。盛り上がり喜ぶ姿をみてまた感動。

今週モデルとして使用する小さいカボチャ。
一人1つづつモデルを配るのも、「どうやって配る?形がちょっとずつ違うから、誰順に選ぶ?」と

心配してみんなに相談すると
「先生が配って良いよ!!喧嘩にならないように先生が配って!」って・・。
お迎えのお母さんが小さい子を連れてきたら、お母さんがお片付けを手伝ってくれる間小さい子が気が気でないはず。
そうすれば、黙ってても下の子(自分の妹や弟ではないのに!)をそっと見に行ってくれる子・・。
ほかにもまだまだ、小さいことも、沢山あるのですが、みんな気が利いて優しくて親切。
いつも笑顔でのびのびと明るい姿。そして協力する心は素晴らしいです。
今週も私は、本当に良いクラブだと感動しきり。


そんなわけで、前置きが長くなりましたが、今週の内容をご報告しましょう。

今月は纏まって時間が取れるので、絵画強化月間としましたが、やってみると特にこれが絵画の上達には効果的です。
連続し集中して深く学ぶことは、分散して少しずつを回数多く学ぶより効果が高い気がします。

三週目の今回は実際にモデルの見えない部分に気がつくことを目的に、モデルを粘土で「そっくりに」作ります。

裏側も作ることにより意識の行き渡らなかった部分に気がつき、平面の絵を描くときにその時気がついたことを転嫁できたら
きっと立体感と空気感の上手くとらえられた作品を描くことが出来ると思います。
今回は白粘土ではなく、色粘土を混ぜることによってベースとなるカボチャの色を作ります。
仕上げに模様をいれることで、手早く全体像を掴むことになればと思ったのですが、レンコンの時の色混ぜで
みな実に慎重になっているようで(笑)。

粘土混ぜるのにすごく慎重に時間をかけてしまいました。
それでも出来上がったカボチャはほんものそっくり!みなさん、どちらが本物かわかりますか?!!


絵画強化月間(静物)
 1 まずは描いてみよう。  色をまぜてつくることを中心に 色の成り立ちを考えます。
 2  触る   カットして色んな角度からみる  見えない部分について想像したり、その感触を表現する
 3  立体感覚を意識する  粘土と絵 実際に立体を作ることで絵に立体感を自然と意識して描き混むことが出来る
 4  構図の工夫 面白い構図を作って見よう  授業絵画でもコンクールでも構図はとくに重要な要素です。
さぁ、次回はいよいよ、4番目の項目。
一つづつ描いてきたものを一つの画面に構成してみましょう。
いろいろな配置を考えることにより、画面の構成について考えます。
次回もとても楽しみですね!






静物強化月間 レンコン



さて、今月は静物強化月間です。
今週はレンコンを題材に、好きなところをカットして観察と写生。

 

レンコンは面白い形。切るところによっても形が変わる不思議な形状。そのうえ実は色が難しい。どこを切るとどんな形になるのか、想像しながら切るのも楽しい。
また、切ってから判子にしても楽しいし・・なんて思ってレンコンを選んだのですが、開口一番「しばらく粘土やってない!」との抗議が。

まだ先週1回絵画をやっただけなんですけど(笑)。

「ヤダ!ねんどねんどねんどーー!」
「うーん、強烈に粘土をどうしてもやりたいという人には、それでは粘土をやらせてあげましょう。このレンコンとそっくりに作るのね!? 」
「勿論!」

そんなやり取りのすえ、粘土だけの人、粘土も絵も両方やりたい人、絵を描きたい人、それぞれ別れてやりたいことをやることにしました。

 

絵を希望したこの中には鉛筆デッサンを本格的にやりたいという子、そして3Dであらゆる角度から集中して写した子、いろいろいましたが、なにしろ色作るのが難しかったね!(かくいう、私が一番失敗しました・・とほほ)

配られたレンコンで好きなところを切るのでワイワイ、切れたレンコン伸ばすと糸がひくのでワイワイ。とにかく何をしても楽しくて。
しかし、楽しく盛り上がるばかりではありません。
「さぁ、このレンコンの色は何色つくる?」ときいた途端、みんなの集中力はマックス。

「肌色ー!」
多くの子が、肌色絵の具を握りしめてる。
「ええ??やだ、肌色? れんこんのどこが肌色なのよ!!」
というとやっぱり「はだいろー」とか「ぴんく−」とか・・

ちょっと待って!

肌色ってなに色併せて作るの?

と、きくと 急にみんなの目が輝きました。

「あ!赤と白だ!」(ちょっとたりなけど、まぁそうだね)
「そうだよね。そうなるとレンコンには赤が入ってるのかなぁ?」
「違う!違うよ!!」「そっかー」

大人なら当たり前と思ってしまうようなことに、ものすごく感動したり真剣に考えたり。
こちらが感動してしまいます。

 

ところで意外にも、粘土を希望した子たちが難航。
随分時間をかけてどうやって作っていいか、最初のとっかりがわからなくて苦しみました。
作っては丸めて作っては丸めて・・

 

だけど、みんな独創的なものが仕上がって、本当私の方が学ぶことが多かったような気がします。

 

今月はまだまだ静物だよ。
次回もなにかモチーフで、今度は全員が粘土と絵と両方やってみよう。
実際に形を作ってからそれを平面にしたら、すごく勉強になるとおもうな。




あっという間の師走ですね ※写真追加あり



10月まで、アート作品をせっせと頑張って作ってきましたが、

いよいよ、お絵かきに本腰をいれてはいかがかしら?と、提案したところ意外や意外、誰も反対しない!
長い長いお休み(学校のフェスティバルと創立周年行事が重なり例年より長く教室を利用できませんでした)で、みな再開を待ち望んでくれていたようです。

基本にもどり静物画にしましたが、とても良い雰囲気で楽しい2時間を過ごしました。

なにしろ、最初はテンションが高くて、久しぶりだから楽しすぎちゃうかな?っとの心配しましたが、それも一瞬で吹っ飛びました。

今日のモデルはリンゴと小さい柚。 リンゴは赤でも、その中にいろんな色が入っています。

「さぁ、もう集中するよ。形をよーくみて。いままで思っていた”リンゴ”というものと同じかな?
色って実は赤だけじゃなくて、いろんな色が入ってない?
形って、いままで思ってたかたちと同じだった?」

そういっただけで、シーンとなって、みんな筆(えんぴつ?)を動かし始めました。

みんなの取り組む姿勢に感動です。
アートのジャンルとは不思議なもので、その課題そのものを続けて練習しなくても、すべての課題に共通する成長をみることが出来ることです。

たとえば、写生の練習ばかりしなければ写生が上手くならないかというとそうではなくて、粘土をやったり版画をやったり、鉛筆デッサンをやったり、小物を作ったりしてまた写生にもどったとき、2回目なのにそれ以上の成長をしていることに気が付きます。
何かに集中し、自分のことを知ることには、すべての作業に通じます。きっとこれからの勉強や別の習い事にも大きく影響をみせることに間違い有りません。

そんなお手伝いが出来るのだとしたら、こんな素晴らしいことはないです。いつも誰かの成長を見つけては感動するのはそういう理由なのです。

 

「さぁ、台とリンゴの接点もよく見てね。リンゴは浮いているんじゃないよ。 」

まぁ。いろいろ言い過ぎちゃったかな? 真剣に考えすぎて筆の進まない子も・・

「でも考えすぎないで、正解がないから、思った通り描いてて良いんだよ。」

急に空気が和らぐのが感じられます。

なんてみんな素直で前向きなんでしょう。

でも、弛みすぎないようにね、適当にやったのは全部バレちゃうからね。

さぁ、りんご一個がたいへんなことになりました。

みんな、すごくすごく一生懸命取り組んで、終わる頃にぐたっとするぐらい。

じゃぁ、みんなでリンゴ食べちゃおうか?!というと大喜び。

自分たちで割ったり、分け合ったり。本当に楽しかった!

ところで写真が一部失敗してしまいまして・・若干名の作品の写真がのせられませんが、今週また撮影するとします。まずは一部公開。

        

 

こちらは大きい子チーム。鉛筆デッサン&ペン字コースです。