みんなよい子



子供の相手は凄く心が温まることが多い。

誰かが変わった絵の具を持ってくると、気持ちよく貸し会って仲良く浸かっているのをみると、何てよい子達なんだろうと感心してしまう。

 

ある子の書く絵が花火だと聞いて、ほかの人が火花を書き足しちゃった。
駄目っ! お友達の絵!!っとつい大きなこっを出してしまった私に、
「それいい。それが足りなかった」と、いって粋に友達を庇う子。

 

感動。

 

また、ある時は、私が絵の具を力一杯押し出したら(穴が小さかった物で面倒臭くなった)ぽんっと先っぽが外れて中味がどろーっと大流出。

 

そこで一瞬、ああああ!っとみんながなったところで
「大丈夫だよ、戻せば良いんだから。ちょっとつよくやっただけなんだから!」とここで今度は私を庇ってくれる子。

 

みんな本当に感動的。

 

自然と人に優しく出来るって、素晴らしい。
人に優しくできる子は、人からも優しくして貰えるよ。
素晴らしい財産ですね。
大人になっても、ずっと大事にしてね。




ういういしいね



あたらしいお友達のR君に、
大人になって忘れていたようなきがすることを思い出させてもらいました。
アトリエに来て早々、ママに買って貰ったばかりのパレットや筆を一つ一つ丁寧に取りだして、新しい道具の匂いを胸一杯吸い込み

 

「いいにおーい」

 

いろいろな道具の匂いをくんくん。
その度「いいにおーい」とうっとり。

 

絵の具をパレットに出したらこんどは
「どんなことができるんだろう」
「どんないろになるんだろう」
「こんなに混ざった、きれい!」

 

なにをやっても好奇心と感動に満ちている。みている私も感動!
そうそう、むかし私もそんな風に思ったことがあったなぁっと、凄く懐く思い出しました。

 

感動に溢れたRくんの描き始めた絵は、モチーフが次から次へと変化していって、
小さな画面一杯にお話が展開させていく。

 

なんでも前向きに捉えてチャレンジしようという気持ちの塊。
最後まで、あれもやりたいこれもやりたいととどまることなく全開。

 

梱包材のプチプチを見つけて「今からイクラを作る!」って、もう止まることを知らない車輪のよう。
じゃぁ、今度はお寿司、いくつかつくろうね。
ほかの素材も探しとこうね(^_^)




昆虫ワールド



まだ小さいうちは、1時間絵を描くことはなかなか難しいもの。

だから1枚絵が描き終わった人には、紙粘土や折り紙などのクラフトを楽しんで貰っています。

 

今日はYくんが、カブトムシ、クワガタ、幼虫、セミ・・ときて、なにやら棒のようなものが・・
なに?と聞くと「木!」
そうかそうか。セミ作ったらそれが停まる木が必用だね。

 

だんだん想像が広がるね。

 

じゃぁ、乾いたら幹だけじゃなくて、木の葉の部分も作ってあげよう。
毎回少しずつ作り足していって、箱庭的昆虫ワールドを作っちゃおう!

 

連続制作シリーズ。出来上がりが楽しみだね。

 

 




体験教室



入会を迷っている方に、体験授業を行っています。
最初は絵の具を使ったこともない、という場合が多いので
まずは絵の具の特性に慣れて貰うため 一見、悪戯書きにも似たようなことをしてもらいます。
クレヨンと絵の具の特性の違いや、絵の具と水の関係、道具による表現の違いを知ります。この日は夏休みの思い出<花火>を描いてみました。

 

まずは白いクレヨンで花火の下書き。
なんしろ白は見えないから、失敗してもいいんだよ!
それが出来たら、クレヨンの上から水で薄めたブルーを刷毛でひくと、浮き出る花火にビックリ。

 

あとはカラフルに思い思いの色を散らばらせて、筆の種類を替えて、水の量を変えて、ためらうことなくどんどん色を付けて、気持ちも膨らんでいきます。

 

最後に金の絵の具で、金網に歯ブラシを擦りしぶきを飛ばしてあげると、火の粉みたいで感激。
夢中になりすぎで、塗り過ぎちゃう子も。こうして、水をまぜる量をかえ、筆の代わりにスポンジやブラシを用いて違いを知り、 表現テクニックの違いに繋げていきますそれでも一回じゃまだまだ理解できませんので、これを何回か繰り返しやがて静物の写生や、色彩感覚、構図、道具を使うテクニックを学んでいきます。

 

それは脳の使い方や感性、アイディアを磨くのに大いに役立つのですよ。




初めまして



さて、早速ですが。

アトリエを始めることとなり、そのレッスン風景をブログで日記にしていこうかな、と思い立ちました。

ちょっとした心温まるエピソードや、
レッスン内容の参考になればと思います。

無理せず楽しく。
そして 「自分の力で」

が、目標のアトリエです。