11月 13th, 2015
ちょっと嬉しい自習時間的一日に。
今回は
ちょっとダラダラした感じの回もあっていいかなと、がみがみはお休みモードになりました。
それというのも今回は、お教室が始まる前にいろいろ注意事項があったため、お話から始まったのです。
そのうちの一つ、私達のお道具を置く場所として、体育倉庫の棚に提供して頂いているのですが、そこを綺麗に使いましょうと言うこと。
毎回、始まる前にここからそれぞれが荷物を取りに行くのですが、今回はなかなかみんな戻ってこない。
どうしたのかと思えば、学校の都合で他の体育系のクラブがお休みだったため、道具が私達の棚の前に積み上がっているのを、踏み分けてグチャグチャ状態。
カバンの中味は飛び出すし、棚から落ちたものはアッチにもこっちにも・・
そこで、日頃から思ってはいたのですが。今回は良い機会だと思いこの棚の使い方について注意を話すことに。
「いつも先生終わってから、ここを見に来るんだけど、むちゃくちゃ詰め込んでるし、飛び出してバスケさんが片付けてくれたり・・すごく迷惑を掛けているから、これからはひとりひとりが丁寧に棚にしまい、だれかの道具が乱れていたら、気がついた人が直してあげようね」
棚の前にみんなを集めて、注意したといってもその程度の話しだったのですが・・・
なんと!今回の終了時。
念の為に棚を見に行ってびっくり!!!!!
それがこの何かと思われたであろう、棚の図です!
思わず目を疑ってしまうような美しさ!!
一度話しただけで、こんな綺麗に道具を揃えてくれたことに大感激。というか、一回言っただけで、こんなに立派に出来る内のクラブの子を私は大変誇りに感じているのです。
通常のクラブ内でも、みんな本当によく協力してくれるし。
人間性において、一人の例外なくみんながかばい合ったり助け合ったり、協力したり・・
素晴らしいクラブで私は心の底から嬉しく思っています。
長い前置きになりましたが、今回はクリスマスの制作スノードームに向けての準備期間。
前回までのやり残しをやる子も良し、フェルトぬいぐるみに没頭するも良し、ドームの準備をするも良し、いろいろが同時に作業する、いわば自由時間に近くていつもとちょっと雰囲気の違う内容でした。
もう一つ、最近自信喪失だった子が、絵本が得意だったのでそれに近い物で自信を取り戻してもらおうと立体ブックを提案。
4コマを1セットとしたブック。2セットにして作るそうで案を練り始めます。
ほかに、そのブックを利用して、次回作るスノードームの世界のストーリーにしない?と提案したら想像が膨らんで熱くなるお友達も加わり、いろんな作業が同時進行。
みんなそれぞれ考え始めすごく楽しそう。教室内は丁度自習時間のような楽しい一時に。こういうクラブのありかたもいいなぁって思います。
その中でひときわこれまた大きなステップを見せてくれた1年生。
今一つ絵画の入り口が掴めなくて苦しんでいたr君。そうとう苦しんでたようにみえたので、今日はもう「絵画はこりごりだから他のことが出来てらっきー」と別の事をのびのびやるのかなぁ、っと気に掛けていましたらなんと。自分から「前回の続きをやる」といいだし、私は何も指導していないのに、一人で実物に忠実な色を出し、形も正確にとらえ一枚の絵を仕上げたのです。
本当に驚きました。
自分で考え、自分を追い詰めなにかを見つけ出したのです。
まさか、1年生でそこまでできる子はあまりいないので、本当にびっくりです。ああ、もう感動、すごいすごい!!!
と絶賛するわたしにも、少しはにかんだだけで、またもう一本を描きだす。
なんというか、手助けももちろん大事なのですが、子供の持つ力というのは大人が思っているよりよほど強く大きなもので、この経験がかならず大きくなってからの克服力や自信につながると想像に難くありません。
それにしてもなんという美しい色を出したことでしょう。
簡単そうですが、大きい子でも比率が難しくてなかなか形をとることができない瓶の形を上手にとっています。
今日は、肩の力も抜けて楽しかったナーっと思う一日でした。みんなもそうだったらいいな・・