10月まで、アート作品をせっせと頑張って作ってきましたが、
いよいよ、お絵かきに本腰をいれてはいかがかしら?と、提案したところ意外や意外、誰も反対しない!
長い長いお休み(学校のフェスティバルと創立周年行事が重なり例年より長く教室を利用できませんでした)で、みな再開を待ち望んでくれていたようです。
基本にもどり静物画にしましたが、とても良い雰囲気で楽しい2時間を過ごしました。
なにしろ、最初はテンションが高くて、久しぶりだから楽しすぎちゃうかな?っとの心配しましたが、それも一瞬で吹っ飛びました。
今日のモデルはリンゴと小さい柚。 リンゴは赤でも、その中にいろんな色が入っています。
「さぁ、もう集中するよ。形をよーくみて。いままで思っていた”リンゴ”というものと同じかな?
色って実は赤だけじゃなくて、いろんな色が入ってない?
形って、いままで思ってたかたちと同じだった?」
そういっただけで、シーンとなって、みんな筆(えんぴつ?)を動かし始めました。
みんなの取り組む姿勢に感動です。
アートのジャンルとは不思議なもので、その課題そのものを続けて練習しなくても、すべての課題に共通する成長をみることが出来ることです。
たとえば、写生の練習ばかりしなければ写生が上手くならないかというとそうではなくて、粘土をやったり版画をやったり、鉛筆デッサンをやったり、小物を作ったりしてまた写生にもどったとき、2回目なのにそれ以上の成長をしていることに気が付きます。
何かに集中し、自分のことを知ることには、すべての作業に通じます。きっとこれからの勉強や別の習い事にも大きく影響をみせることに間違い有りません。
そんなお手伝いが出来るのだとしたら、こんな素晴らしいことはないです。いつも誰かの成長を見つけては感動するのはそういう理由なのです。
「さぁ、台とリンゴの接点もよく見てね。リンゴは浮いているんじゃないよ。 」
まぁ。いろいろ言い過ぎちゃったかな? 真剣に考えすぎて筆の進まない子も・・
「でも考えすぎないで、正解がないから、思った通り描いてて良いんだよ。」
急に空気が和らぐのが感じられます。
なんてみんな素直で前向きなんでしょう。
でも、弛みすぎないようにね、適当にやったのは全部バレちゃうからね。
さぁ、りんご一個がたいへんなことになりました。
みんな、すごくすごく一生懸命取り組んで、終わる頃にぐたっとするぐらい。
じゃぁ、みんなでリンゴ食べちゃおうか?!というと大喜び。
自分たちで割ったり、分け合ったり。本当に楽しかった!
ところで写真が一部失敗してしまいまして・・若干名の作品の写真がのせられませんが、今週また撮影するとします。まずは一部公開。
こちらは大きい子チーム。鉛筆デッサン&ペン字コースです。
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